アッサンブラージュ

通常であれば、シャンパン地方特有のブドウ品種であるシャルドネ種、ピノ・ノワール種、ピノ・ムニエ種からは、収穫年の記載のないブリュット(極辛口)シャンパンが製造されます。そのために、さまざまな畑やテロワール(土壌)、異なる収穫年の3品種のブレンドが行われます。

ドノン・エ・ルパージュ(Dosnon & Lepage)は、こうしたタイプの「アッサンブラージュ(ブレンド)」という工程を排除し、他と異なった方針を貫くことを決めました。常にテロワール独自の特性をそのまま昇華させることを念頭に置き、コート・デ・バール地区を代表する高級品種のピノ・ノワール種とシャルドネ種を混合させることなく、一品種のみに絞ったアッサンブラージュを実施しています。

しかしながら、「キュヴェ・エクストラ・ブリュット“レコルト・ブリュット”(cuvée extra brut "Récolte Brute")」や、「キュヴェ・アリアンス(cuvée Alliance)」の生産に関しては、ピノ・ノワール種とシャルドネ種の二品種を50% ずつの割合でアッサンブラージュします。これにより、テイストの絶妙なバランスが実現しています。

毎年、一部のワインはリザーブワインとして貯蔵されます。過去の収穫から、最もクリアで極上のヴァン・ドゥ・シャンパーニュ(スパークリングワイン)がチョイスされます。

これらリザーブワインは、シャンパンの巧妙な風味やハーモニーを保証するために、オーク樽に保存される場合もあります。